parabola vintage様の試着室|内外の見え方まで考えた一つ山リネンカーテン
福岡・六本松の古着店「parabola vintage」様へ、フィッティングルームのリネンカーテンを納品しました。アーチ壁や砂壁のある店内に合わせた、ラフな素材感の一枚。試着室の内側からも店内側からも見られる場所なので、折り返し方にも工夫しています。
アーチ壁や砂壁になじむ、ラフなリネン


使用したのは、荒っぽいテクスチャが印象的なリネン生地です。つるりとした均一な布とは違い、糸や織りの表情が感じられる素材を選びました。
お店の中にある壁や床、什器と、カーテンは一緒に目に入ります。特にフィッティングルームは、店内の雰囲気の一部になる場所。今回はアーチ壁や砂壁の質感に、リネンのラフな表情を合わせています。
天然素材は、生地によって厚みも透け方も異なります。リネンという素材名だけで決めるのではなく、目隠しとして使う場所に合うか、実際の生地の表情を見て考えます。
一つ山プリーツで、素材の表情をすっきり見せる


仕立ては一つ山プリーツ仕様です。上部のヒダの取り方を変えることで、カーテンを閉めたときの姿や、開けて寄せたときのまとまり方も変わります。
カーテンは同じ生地でも、フラットにするか、ヒダを取るかで印象が違ってきます。今回はリネンの風合いを活かしながら、すっきりした一つ山の姿に仕立てました。
試着室では、開け閉めを繰り返し、着替える間はしっかり閉じて使います。生地の雰囲気だけでなく、その場所でどう動かすかまで考えることで、空間に合うカーテンになります。
頭と裾は、表裏を逆に折り返して

今回の工夫は、カーテンの頭と裾を、表裏で逆向きに折り返したところです。試着室の内側と店内側、その両方からの見え方を考えて仕立てました。
窓に掛けるカーテンは、主に室内から見ることを考えますが、間仕切りの布は両側から見られます。同じ一枚の布でも、どちら側に立つかによって、折り返しや縫い目の印象が変わるものです。
今回はその違いを考慮し、内外どちらから見ても表の表情を感じられるよう、頭と裾の納め方を工夫しています。生地を選ぶだけでは決まらない、オーダーならではの細部です。
大きく目立つ装飾を加えるのではなく、使う人が見る方向に合わせて仕立てる。そうした小さな調整も、店内の雰囲気を整えることにつながります。
窓まわりのご相談は第一カーテンへ
parabola vintage様は2024年5月11日にオープン。元の施工記録では、併設のunplugged coffeeについてもご紹介しています。第一カーテンでは、店舗の試着室や間仕切りも、見る方向や使い方を伺いながらお仕立てします。生地の質感や縫製の細部まで、お気軽にご相談ください。
当店オリジナルリネンをご検討の方へ:お洗濯のご案内
リネンのお手入れ方法は製品によって異なります。ここでは、当店オリジナルリネンカーテンをご検討の方に、当店商品の洗い方をご案内します。掲載した施工写真の生地すべてに共通する洗い方ではありません。
当店オリジナルのリネンカーテンは、製作段階で生地をお湯に通し、あらかじめ縮ませています。防縮加工とは異なりますが、ご家庭で洗っても大きく縮みにくく、洗濯前後の縮みは約1%が目安です。丈2mなら約2cm。湿気を含む時期には反対に約2cm伸びることもあり、季節による丈の変化も天然素材の特徴です。
お洗濯では必ずネットに入れ、たっぷりの水でやさしく洗ってください。一番のポイントは脱水をかけすぎないこと。約30秒を目安に途中で止め、カーテンレールに吊るして干すと、残った水分の重みでシワが伸び、きれいに仕上がります。
この洗い方と寸法変化の目安は、当店オリジナルリネンカーテンについてのご案内です。他メーカーのリネン製品やドライクリーニング指定の製品に、同じ洗い方を当てはめないでください。
