penseさんの試着室|錆加工の特注U字レールとリネンワッフル
slow cafeさんに併設された雑貨店penseさんの試着室へ。特注のU字パイプレールとリネンワッフルのカーテンで、お店の雰囲気になじむフィッティングスペースをつくりました。

斜めの天井と梁に合わせたU字レール
設置場所に合わせてアイアンレールをU字に曲げ、斜めの天井や梁に合わせて取り付けました。既製品の形に空間を合わせるのではなく、使い方と納まりを見ながら製作しています。
錆加工で、無垢材になじむ風合いに

パイプとフックはメッキを落とし、塩などを使ってあえて錆加工を施しました。その後、クリア塗装で仕上げています。使い込んだような風合いを残しながら、手触りや清潔感にも配慮しました。
カーテンはリネンワッフル
小さなハトメを付けたリネンのワッフル生地を組み合わせました。自然な素材感とやわらかな光を生かしつつ、試着する場所としての目隠しにも配慮しています。
閉じていないときも使える設計

レールは2つ設置しました。企画展やレイアウト変更に対応しやすく、普段は小物を吊るす展示ラックとしても使えます。カーテンを開けている時間にも、設備そのものが空間になじむことを大切にしています。
既製のレールが合わない場所から考える
斜めの天井や梁のある場所では、まっすぐなレールをそのまま付けるだけでは、希望する試着スペースをつくりにくいことがあります。今回は空間に合わせてU字の形を製作しました。
試着するときは囲いになり、開いているときは店内になじむ。その両方を考える必要があります。レールの形と生地の分量は、閉めた姿だけでなく開けたときのたまり方まで含めて決めます。
錆加工したパイプに、リネンワッフルのやわらかな表情を合わせました。素材が違っても、使い込んだような風合いが店内の無垢材とつながる組み合わせです。
試着室を使わない時間にも、役割を持たせる
レールを2つ設けたことで、企画展やレイアウト変更にも対応しやすい形になっています。普段は小物を吊るす展示ラックにも使えるため、設備を使う場面が広がります。
店舗の間仕切りは、一度付けた後の使い方まで想像することが大切です。営業中にどう動くか、配置を変えることがあるかを伺いながら、生地とレールを一緒に考えた事例になりました。
店舗の間仕切りもご相談ください
第一カーテンでは、試着室や店内の間仕切りも、レールの形状・仕上げ・生地からご提案します。既製品では納まりにくい場所も、用途と空間の雰囲気をお聞かせください。
当店オリジナルリネンをご検討の方へ:お洗濯のご案内
リネンのお手入れ方法は製品によって異なります。ここでは、当店オリジナルリネンカーテンをご検討の方に、当店商品の洗い方をご案内します。掲載した施工写真の生地すべてに共通する洗い方ではありません。
当店オリジナルのリネンカーテンは、製作段階で生地をお湯に通し、あらかじめ縮ませています。防縮加工とは異なりますが、ご家庭で洗っても大きく縮みにくく、洗濯前後の縮みは約1%が目安です。丈2mなら約2cm。湿気を含む時期には反対に約2cm伸びることもあり、季節による丈の変化も天然素材の特徴です。
お洗濯では必ずネットに入れ、たっぷりの水でやさしく洗ってください。一番のポイントは脱水をかけすぎないこと。約30秒を目安に途中で止め、カーテンレールに吊るして干すと、残った水分の重みでシワが伸び、きれいに仕上がります。
この洗い方と寸法変化の目安は、当店オリジナルリネンカーテンについてのご案内です。他メーカーのリネン製品やドライクリーニング指定の製品に、同じ洗い方を当てはめないでください。
店舗の試着室を相談するときの確認事項
U字レールなら、どこにでも取り付けられますか?
この事例では、斜めの天井と梁に合わせて特注レールを製作しました。一般的には、囲いたい広さだけでなく、固定できる場所と下地、出入口の向き、布を開けたときのたまりを確認します。天井や梁を含む全体写真と図面があると、形と取付位置を一緒に検討しやすくなります。
試着室の目隠しは、生地の色だけで判断できますか?
一般的には、色だけでなく生地の透け方と、内外の照明の明るさを合わせて確認します。実際に人が立つ位置を想定し、閉めたときの合わせ目や周囲の隙間も確認します。布の風合いと、試着中に安心して使える納まりの両方を考えることが大切です。
